アインハザードが創造した「マグメルド」は、
物質界と光の精霊界の間に位置するため、その存在を知られることはなかった。
はるか昔に、上位魔法を駆使するエレメンタリスト達により発見されたが、
その頃はまだ小さな次元の裂け目が見つかっただけで、
その中を窺い知ることは出来なかった。
ところが最近、マグメルドにいるシーレンの君主が動き始めると、
次元の裂け目が広がった。
この裂け目の存在を、光の精霊界を調査していたエルフ族長老の
アステリオスが見つけだし、その後、次元間の交流が可能となったのだ。
マグメルドの南東にあり、神々が作ったとされるこの庭園には
美しい植物たちと、物質界では絶滅した古代生物たちの姿を
確認する事ができる。
シーレンの君主は、ここで古代の生命力を納めている
「アプロス」の力を狙い、庭園を汚染しはじめた。
オルビスの殿堂は、神々に敬愛された古代英雄たちの安息所だ。
アインハザードは、英雄たちの為、
天使ポリーネに殿堂を建てるように命じた。
彼らはその名声と共に、長い眠りについていたはずだが、
腐っていく闇の影響を受け、一人、また一人と・・・眠りから目覚め、
堕落した魂に苦しみながら暴走し始めている。
かつて反乱軍に所属していたオクタビスは、
その昔、仲間を突如裏切り、自身はその功績を認められ、
偉大な英雄たちの殿堂「オルビスの殿堂」の管理を任されてきた。
彼もまた、長い眠りから目を覚ます。
遥か昔、神に背いたために呪いをかけられた
英雄たちが彷徨っている場所。
優れた英雄でさえ、ここフォルトゥナでは
凶悪な怪物に姿を変えられ、闇に染まっていく。
ここフォルトゥナの奥深くで
神の呪いと対面することになる。
フェアリーたちの王オベリウスと敵対関係だったキメリアンは、
自らに付く者たちを率いてマグメルドに向かい、
美しいこの地を棲処にして、長い時を過ごしてきた。
しかし、現在フェアリーの移住地は腐っていく闇の影響を
受けて汚染され、フェアリーたちも闇に侵され、
暴走した状態となっている。