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リネージュII

Chapter3 Liberation アップデートにあたり、 韓国のリネージュII 開発プロデューサーから、 日本でリネージュIIを 楽しんでいる皆様への ビデオメッセージを いただきました。

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ビデオメッセージでNamkung Gon氏が述べられているように、 今年は日本のリネージュIIユーザーの意見を積極的に取り入れていこうと考えており、 事前に皆様からいただいたご質問・ご意見を韓国に送り、回答をいただきました。

リネージュIIの今後の展望・方向性をお聞かせ願いたいです。

リネージュIIはGoddess of Destruction(以下GoD)のアップデートを経て、大きく変化しました。
GoDでの変化は、より多くの楽しさをお客様にお届けするためであり、
今までに行われてきた数多くのアップデートで蓄積された問題点を解決するためでもありました。
しかし、結果的にGoDでの変化はリネージュIIに悪影響を与えたと思われます。

したがって、リネージュIIは、Chapter3 Liberationアップデートを基点に、
重要な楽しさの要素を生かしながらも、元々のリネージュIIが持っていた色を求めていく方向性を模索しています。
開発チームは、リネージュIIの重要な要素を、戦い・経済・成長・コミュニティであると考えています。
この4つの要素をそれぞれ整備し、より堅くし、相乗効果を出すことが最も重要だという判断をしています。

他の様々なMMOと比べても遜色ない膨大なコンテンツとシステムで構成されているリネージュIIで重要な4つの要素にもマッチしながらも、簡潔かつ面白くリニューアルすることも重要な方向性としています。

ドキドキしたり、難しい目標を達成した時の喜びや、この楽しさを共有する仲間たち、
そして常に起こっている衝突とその解消、こんな循環が起こるところがリネージュIIだと思います。
本来のリネージュIIの利点を一つ二つと探していくことで、以前の全盛期のリネージュIIの姿を見つけることができると考えています。

覚醒クラスが34になるというお話を聞きました。そちらについて教えてください。

Chapter1 Awakeningで実装された覚醒クラスは、既存の34個のクラスシステムでの様々な問題点を解決しながら、新しいクラスのシステムを作っていこうという目的で設計されました。 しかし、いくつかのクラスの統合によって、むしろバランスが不均衡になる問題が発生し、特に、リネージュIIが元々持っていた様々なクラスによるゲームの個性と戦闘、コミュニティなどに問題が多く発生してしまいました。

開発チームは、この問題が非常に重要だと考えて、Chapter3 Liberationアップデートの中核として、 "34のクラスシステムに復帰"という大きな決断を下しました。

現在の8つの覚醒クラスのバランスを全面的に調整する作業をして、これをベースに34個のクラスシステムに改編しました。 これは、覚醒をベースに3次クラスの特徴を考慮して部分的な特色を現わす方向で最終決定しました。 ですので、改編される34個のクラスの名前は覚醒クラスを意味する接頭語と3次転職クラス名に変更されます。(シーゲルナイト=シーゲルヘルナイト、シーゲルシリエンテンプラー、シーゲルエヴァステンプラー、シーゲル、フェニックスナイトなど) このような細分化のプロセスを5次転職ではなく、"覚醒特化クラス"という言葉で表現しています。

もう一つの重要な部分は特殊な役割を果たしていたクラスの役割復元です。 ドミネーター(血盟戦闘)、フォーチュンシーカー(スポイル)、マエストロ(製作)などの場合には、本来の役割に復帰して、そのクラスが実行できるように全体的な調整が行われます。

"覚醒特化クラス"についてクラスごとに感じられる程度は異なりますが、継続的なアップデートを通じて既存の3次クラスの特性をより表現したり、新しい個性を付与することで34個のクラス別の個性をより一層強化していく予定です。ご期待ください。

今後のリネージュIIの経済システムについてどのように考えていますか。

GoDでRグレードアイテム、束縛アイテムのシステムなど、経済システムに大きな変化がありました。

しかし、このような経済システムの大きな変化により、長い期間に蓄積された古いアイテムの価値はなくなり、インスタントダンジョン中心のアイテム普及により製作システムが崩壊しました。 また、束縛アイテムシステムにより、取引行為が難しくなり、製作が消えることによって素材の取引も消えました。経済システムの崩壊は、直接的にリネージュ2の軸を狂わせてしまうので、開発チームは、経済システムの再建が必要であると判断しました。

Chapter3 Liberationアップデートでは、束縛アイテムをこれ以上普及させず、インスタントダンジョン中心のアイテム普及システムを製作中心に改編し、製作に必要とする材料にも多くのリニューアルを行います。

そして覚醒クラスの特化と共に、マエストロはかつてのように製作に特化させ、オーセルローグの系列で持っていたスポイルの役割は、フォーチュンシーカーだけが持つように再編されます。

このような変化があっても、一度に以前のような経済システムに回復されることは容易ではないと思います。
現在、韓国でも徐々に製作量が増えており、材料の取引も少しずつ活性化されている状態です。
今すぐに大きな結果が得られないと思いますが、長期的な視野で、リネージュIIに面白い経済システムが復元できるように努力していきたいと思います。

使わなくなった狩場を早急にリニューアルして欲しいです。
中途半端な感があるグレシアの空白地域も、何とかして頂きたく思います。

今後さらに拡大する必要があるグレシア大陸を除いて、既存の領地をリニューアルしていきます。
特に、初期村が話せる島に統合されたために空いてしまった各種族の初期村をリニューアルし、
それぞれのストーリーを紐解き、狩場やクエストなどで活用しようと考えています。

常に新しい挑戦を行い、楽しさを提供できるような狩場を継続拡大してまいります。

イースからの歌踊りの細分化を希望します。
歌と踊りのスキルを合わせて狩りをするというスタイルがとても好きでした。個人的には、他のプレイヤーと協力してスキルを使うのが最大の魅力だと思っています。
その為この先職が細分化するとしても、歌と踊りが同職で、一人でバフをし続けるのであれば、現在のイースエンチャンターと何も変わらないと思っています。
歌と踊りが以前のように協力しあう職になる事を強く希望しています!そして出来れば、他の職も以前のように多彩になって欲しいと思っています!

エンチャンタークラスはChapter3 Liberationアップデートでソング・ダンス・バフなど3つの役割に深い細分化がなされませんでした。 理由として、エンチャンタークラスの変化は、パーティー構成・狩り・PvPバランスの調整を一緒に進行する必要があるからです。

Chapter3 Liberationアップデート以降の別のアップデートでエンチャンター系列の細分化案の企画をしている状態です。 韓国のプレイヤーを対象にアンケートを行ったところ、専門的なエンチャンターをメインキャラクターに育成したプレイヤーは以前と同じシステムを希望する一方で、その他のクラスを育成しているプレイヤーは反対するという結果を得ました。 これは、パーティーの構成において、特定のクラス(ソードミューズなど)の募集が難しかったという問題が最も大きく、編成に長時間待たなければならなかったという理由からのようです。
(今のエンチャンターのシステムは、パーティーの募集には確かにメリットがあります)

エンチャンターの細分化案は、様々な長所と短所を比較して最終決定する予定であり、次期アップデートに反映される予定です。検討して最適な方法で進めてまいります。

不具合を早く修正してほしいです。

ゲーム内で発生している不具合が原因でゲームプレイに多くの不便をおかけして申し訳なく思っています。
GoD以降、特に多くの問題点があり、この問題の早急な修正を行おうと試みると派生して発生する問題もあり、
あらゆる問題は、日本に適用するまでに時間がかかります。

開発チームは、このような問題に対する修正速度を速め、継続的に反映していますが、まだ不足している状態です。

不具合に関しては、熱心に検証し、より迅速に修正されるように最善を尽くします。
そしてChapter3 Liberationアップデートは検証にもより多くの力を込めて、日本のユーザーの皆様のプレイに不便がないよう一生懸命努力いたします。

日本独自アップデートを実装する予定はありますか。

プレイスタイル、コンテンツ評価などのさまざまな統計データを定期的に確認しながら、韓国の日常と日本の日常で異なる部分が一部あると捉えています。そして日本のユーザーの皆様がリネージュIIの利用に差別化が必要だと判断される部分がある場合は反映しようと考えています。

そして韓国のアップデートをできるだけ迅速に、日本に実装することも継続して検討中です。
まだ全世界同時立ち上げが難しいシステムですが、一日でも早くアップデートをリリースできるように継続的に実装時期を近づけています。 可能な限りこの部分は改善されるように努力してまいります。
今後も皆様のご意見を参考にして継続発展させていきます。

シリセイからエアロヒーラーに覚醒してゲームを楽しんでいますが、
ヒーラーの存在意義が低くなってるように思います。
ソロで狩りは出来ない。そのわりには、他の職はヒーラーがいいなくてもソロで狩りが十分出来る。この状態だとヒーラーの存在意義が低いです。
ヒーラーもソロでの狩りが出来るようにするか、ヒーラーにイースにはない強化魔法をできるようにして存在意義を望みます。

ヒーラーはパーティープレイでヒーリングとMP回復、特殊効果などを介して重要な役割を果たすようになっています。ですので、ヒーラーはパーティー生存にとって最重要の役割を持っています。しかし、強力な魔法攻撃を持たず、ソロ能力は低い状態です。

ヒーラーもソロ成長の方法が必要なため、狩りのみ使用率が高い魔法スキルが入ることが必要だと考えます。 PvPを排除する理由は、既にヒーラーは回復、無敵など、非常に強力なスキルを持っているため、攻撃力まで強化された場合には、別の問題が発生する可能性があるからです。 ソロ狩りで十分な能力を得ることができる方法については、継続して検討してみます。

リネージュII愛してますか?

長い期間リネージュIIを開発し、私の30代はリネージュIIと共にありました。
時に「職業・職場」というよりは、私の人生の一部だと感じられることもあります。
開発しながら、楽しい記憶と誤ったアップデートの惜しい記憶が共存しています。

リネージュIIは、単にゲームというには、人と人との間で生じる愛情をさらに大きく感じることができる媒介だと考えています。 リネージュIIは、それほど私には大切なゲームです^^

皆様からいただいたご質問・ご意見は私どもNCJapanのほうでも拝見させていただきました。 頂戴したご意見を念頭に置きながら、 Namkung Gon氏をはじめとする韓国開発とリネージュIIサービスチームの二人三脚で、 今後もワクワクするリネージュIIをお届けいたします。 ご期待いただければ幸いです。 また、今回ご質問・ご意見を寄せていただいたすべてのお客様に感謝の言葉を申し上げます。 誠にありがとうございました。

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